孫子の兵法 「道、天、地、将、法」
孫子の兵法。
「孫子」は、古来から、「戦いの書」として有名だ。
古いからと侮れない。
アメリカのMBAスクールでも教えているとか・・・。
「戦いの書」であるが、まず始めに「戦いは大変なことで犠牲が多いから、なるべくするな」と書かれている。
孫子の有名な言葉に「道、天、地、将、法(どう・てん・ち・しょう・ほう)」がある。
道・・・大義である。社会への訴え、なぜ戦わなければならないのか?
大義の旗を競う。民は納得するのか?
天・・・タイミングである。天の動き。風、雲、陽射し。気温。
組織と環境、内外の時機が合致しているだろうか?今が「その時」か?
地・・・強みである。自らの立つ地の利。自らが守るに易く、他が攻めるに険しい地が良い。
将・・・人である。リーダーの資質・能力。兵の士気も将次第だ。共に死んでもよいとまで、兵は将を信頼し
ているのか?
法・・・規律である。法が守られなければ組織として成り立たない。成果などあげられない。
孫子は、彼(敵、ライバル、他社)と我(自分、自社)をこの五項目でもって比べろと言う。
この五項目において「勝ち目のないときは、戦うな」と・・・。