パチオリ経営哲学 「利他利己」
皆さん こんにちは
京都では、今日、39.9度にもなったということで、いつまで暑さは、続くのでしょう。
(今週は、関西出張があるのですが・・・)
さて、私は、相変わらず「パチオリ図」を「深く」読むことを続けています。
「パチオリ図」とは、IFRS(国際財務報告書基準)の基礎となっている「概念フレームワーク」にある5つの基本要素の関係を表わしたものです。「複式簿記」の基本原理を図解したものと言えます。
「パチオリ図」に色をつけて、パチオリカードを置けるようにしたものが。「パチオリ 7」に入っている
「PACIOLI シート A」です。
2個の「パチオリ 7」から、「PACIOLI シート A」を取り出して、並べてみます。
左の会社が右の会社(顧客)へ何かを売った場合の「パチオリシート」上の表現を写真に撮ってみました。
一方は、売上(現金回収)で、一方は、仕入(現金支払い)の場合です。
対称形になっています。
(もし、仕入の支払いが、買掛金などであれば、右の緑のゾーンにカードが置かれ、もっとハッキリと線対称になることになります)
自社中心思考では、何かを「売り込む」ということになりますが、顧客にとっては、仕入であり、コストになります。
コストを上回るメリットがなければ、購入にはいたらないでしょう。
他(顧客)のために利益を提供、提案し、そのことが自己の利益になるという「利他利己」ということを表わしていると思います。
さらに、左に1枚追加するとどうなるでしょう。
「売りてよし、買いてよし、世間よし」の「三方よし」になることでしょう。