サブウエイ絶好調 伊藤彰社長のリーダーシップ
サンドイッチのサブウエイが絶好調だ。
今期2011年は、前年に比べて5割増収の150億円近くになるという。非上場のサントリーが親会社なので
詳しくはわからないが、社員は、現在90人ほどではないでしょうか?
社員一人あたりの売上高は、1億円5千万円を超えるほど、ということで大変効率がいいですね。
(本部の売上は、5分の一の30億円ほどですが)
2003年に就任した伊藤彰社長が打ってきた手が8年経って見事に花開いている感じです。
世界で3万店とマグナルドを超える規模のフランチャイズのサンドイッチチェーンですが、日本ではなかなか躍進できなかった。
現在の好調の原因は、店舗、商品、環境のそれぞれがうまく噛み合ってきていることです。
当初の30~40坪の比較的大きな店から、15~20坪のお店に。
これは、フランチャイズ・オーナーにとってもリターンがいいんですね。
商品面では、「えびアボガドのサンドイッチ」を開発するなど、日本の消費者に合った形になってきたこと。
消費者から「野菜のサブウエイ」というブランドを認知してもらえたことです。
もともとは、女性客に人気だったのですが、高齢者の姿も増えてきました。
「食の安全、安心」志向の中で、野菜が豊富に食べられるというところが共感を呼んでいるのでしょう。
さらに伊藤社長は、社員のお客様とのコミュニケーション能力向上に力を入れています。
2003年に93店舗だったのですが、今年だけで新規出店が90店。
既存店の伸びも一昨年に比べると25%増と好調です。
フランチャイズのオーナーも1店舗だけでなく複数店舗を展開する意欲が高く、
「野菜のサブウエイ」 の快走は、まだまだ続きそうです。