社長のためのポーター競争戦略 その1-26  「強力な本社と分権性」

社長のためのポーター競争戦略 その1-26  「強力な本社と分権性」

ポーターは、多数乱戦の業界に対しての対処法として9個挙げている。

対処法 その1/9

拠点を分散した地元企業というメリット、

人手をかけたキメ細かいサービス、

客と接する現場を中心としたマネジメント

こうした小規模企業の良さと自主的経営は継続する。

と同時に

本社に強力な統制力を持たせ、

規模の利益を追求できるものは、追求する

例えば、各地の小さな食料品チェーンを買収して傘下におさめる。

しかし、店の名前もそのままで、自由に経営させるというやり方である。

各地の特色を生かし、地域の特性に敏感に反応するようにしていく。

このシステムがうまくいくためには、人事管理もうまくいかなければならない。

人材の登用と業績の評価システムだ。

店主はそのままでやってもらいたいということだが、

店主のモチベーションをうまく引き出せるだろうか…?

卓抜なマネジメント力が要求される。