なぜ、「コンビニカフェ」に注力するのか?
雑誌「日経トレンディ」で発表された「2013年今年のヒット商品」では、
「パズル&ドラゴン」を抑えて、「コンビニコーヒー」が第一位となった。
この商品は、「淹れたてコーヒーをコンビニで買う」という新しい生活習慣を作り、
これまでの缶コーヒーやファーストフードからコーヒー市場を奪いつつある。
各社の「コンビニカフェ」の中でも好調なのが、
セブンイレブンの「セブンカフェ」だ。
「セブンカフェ」は、コンビニ業界では最後発となる2013年1月に導入。
本格的な味わいと1杯100円というわかりやすい価格で、瞬く間に市場に浸透。
9月末には、累計2億杯を達成し、当初の年間販売目標の3億杯を修正し、
50%増の4億5千万杯から5億杯に届きそうな勢いだ。
各社が、「コンビニカフェ」に注力するのは、
①利益率が高く、ロス率が低い
②新規客も既存客のリピート率も高い
③弁当やサンドイッチ、水などの合わせ買いが多く、客単価が上昇する
④店のおでんや揚げ物などの「匂い」がコーヒーの香りで消される
などの多くのメリットがある(参考「プレジデント」)。
常に時代の変化を捉えて成長を続けるコンビニ。
「淹れたてコーヒー」という新たな武器を手に入れて、さらに顧客吸引力を増しそうだ…。