「システムを理解するには」…クルト・レヴィン
私たちは、多くのシステムの中で生きている。
大きくは、地球環境システムから、地域、企業、家庭など、すべてがシステムを形成している。
気づかずに多くのシステムの中で生きているわけだ。
「システムは、自分が変化させようとするまでは、理解できない」
と、クルト・レヴィンという人が言っている。
クルト・レヴィンは、「場の理論」を提唱した心理学者だ。
彼は、心理学者として、「人を含んだシステム」のことを言ったのだが、
一般のシステムについても当てはまる。
システムに「受身」でいる限りは、システムは「空気のように」当たり前に思える。
そのときは、システムは、見えない、わからない。
しかし、自分でシステムを動かそうとするとき、
次第にシステムを構成しているもの、
システムの設計思想、
価値の前提などが見えてくる。
ぶつかって始めて明らかになるのだ。
「変化させよう」という意思からでも始めることができるとクルト・レヴィンは言う。
システムをより良いものに変えていこう…。