「神の数式」と易経
先日「神の数式2」というNHKの番組があった。
「超マクロの宇宙の動きを表わす一般相対性理論の数式と、
超ミクロの場の動きを表わす素粒子(量子?)論の数式を矛盾なく一つに合体できるか?」
(ということだったように思う)
この数式が完成すれば、極小の世界から極大の世界までが、
統一的に、シンプルに、説明できることになる。
それが、「神の数式」だ。
この不可能とも言える研究が、
これまでの過程で、ほとんど個人的な、
あるいは、
ほんの一人か二人の、科学者の人生を賭けた探求で明らかになり、
大きな成果へつながりつつあるという話だ。
この理論と数式が確定すれば、
我々の宇宙の発生の謎も「解ける」と言う…。
宇宙の発生と膨張には、
実は、「ブラックホール」の解明が手掛かりになる。
ブラックホールについて、この数式で説明できるかということが、
ひとつのテストになり、これは、クリアした段階だ。
すべてを飲み込んでいく「ブラックホール」。
その底にある「究極の一点」。
その「究極の一点」は、
逆から見れば、
宇宙を生みだす「究極の一点」にも重なる。
このことは、
「陰の極み」が、「陽転」するという
「易経」を思い起こさせた。
秋の夜の宇宙論は、興味深いものだった…。