人は「何を考えている」ときに一番幸せか?
人は何を考えているときに一番幸せか?
肯定的な感情と否定的な感情では、脳の中で働く部位が異なるという(fMRIなどで調べると)。
喜び、優しさ、慈悲といった肯定的な感情をもたらす写真を見せると、
左前頭葉の働きが活発化する。
一方、怖れ、怒り、嫌悪といった否定的な感情をもたらすものは、
右前頭葉の働きを活発化させる。
人々の脳波を計測した中で、肯定的な感情を示す左前頭葉の働きが異常なほど高い人がいた。
その人は、「世界で最も幸福な人」と名づけられた。
マチウ・リカールというチベット僧だ。
瞑想状態だったのだ。
「瞑想では何を考えているのですか?」
「慈悲です」
「慈悲とは、
①他者の苦しみに対する気遣いの感覚
②その苦しみが取り除かれるにようにしたいという強い願望
とを伴う心の状態」(トウプテン・ジンパによる)ということだ。
内面的な幸せを感じたければ、「慈悲」を想うこと…。
本年のブログは、今日で終了になります。
来年は1月第2週からスタートの予定です。
では、皆様良いお年をお迎えください。