「キュレーター」・・・ネット時代の「ソムリエ」
「キュレータ ー(curator)」あるいは、「キューレーション サービス」という言葉が、インターネットの関連でも、時折、見られる。
もともと、「キューレーター」は、博物館や美術館に勤める専門家のことだ。
博物館などで収集する資料の鑑定や研究を行うという点では、「学芸員」と言われる専門家に近い。
「館長」のことも「キューレーター」ということもあるので、マネジメントとしてもかなり大きな責任と権限を持つ存在だ。
また、展示会などの企画も担当する。
どんな人のために、所蔵品の中から、どんなものを、どのように展示することで、どんなことを伝え、感動してもらうのかを企画し、実行する。
この「キューレーター」のような役割が、インターネットでも必要となっている。
検索エンジンなどで、インターネット上の膨大な情報が「集まる」。
しかし、その中から、自分が「これだ」と思うような情報に行き当たるのが、かえって難しくなっている。
そこで「まとめサイト」というものが現れた。
センスがあったり、「親切な」人が、おすすめサイトをチョイスし、提供してくれる。
「まとめ」サイトを作るには、手間がかかるが、アクセス数が多ければ、まとめた人に対して、広告料の配分もありますというサイトもできている。
良い「まとめ手」に、良いまとめをたくさん作ってもらおうという訳だ。
その日の料理、天気、食事の目的や雰囲気、それにフトコロ加減?も見ながら、ワインを選らぶ手伝いをしてくれる「ソムリエ」。
「ソムリエ」」とまでは行かないが、情報をニーズにあった形と内容で、提供するサービスは、今後も出てくるだろう・・・。