経営は「集団心理学」
経営組織は三層構造として理解できる。
一番下の基盤として「経済的組織」がある。
その上に「社会的組織」がある。
さらにその上に「心理的組織」がある。
「経済的組織」は、物的組織として捉えることができる。
モノやエネルギーの塊である。
カネ(貨幣) 的評価に馴染むものだ。
「社会的組織」とは、人間集団としての組織だ。
ヒトである。役職、責任などがある。
最上層に「心理的組織」がある。
「集団としての心理」を持つ組織だ。
この「心理的組織」を知り、動かすのが「集団心理学」であると言える。
「心理的組織」は、時には萎縮したり、時には自信を持ったりする。
時には、明るく前向きになり、時には、暗く後ろ向きになる。
「心理的組織」の性質をよく知り、「心理的組織」を良い方向へ持っていくことが、経営者の重要な役割だ。
この「集団心理学」を実行していくことが、経営の面白さでもある。